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Coffret Style Buyer's Blog vol.12

Bonjour, Coffret Style
〜勢いあるトレンド発信地 ソウル

こんにちは!
出張に展示会に…リアルでの活動が増えて、慌ただしく充実した毎日を過ごしております。
お話しているお相手の表情を見られるのは、やっぱりいいものですね。

さて、今回はコフレスタイルファンのみなさまにビッグなニュースを。
2023年春、コフレスタイルにccaccam.J(カカムジェイ)が加わりました!

ccaccam.Jのピンクのビブ

ccaccam.Jは、かわいさと親子にとっての使いやすさを兼ね備えたアイテムを提案する、韓国発のベビーブランド。
造形デザインの大学を卒業後、ソウルの某有名百貨店デザイン部でキャリアを積んだデザイナーが、愛娘“ J ”(ジェイ)のために立ち上げました。

そう、驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。
コフレスタイルにはじめて韓国ブランドが仲間入りしたのです。

ここで改めてコフレスタイルの紹介を少しさせていただきますね。
コフレはフランス語で「たからもの、宝箱」の意味。
今年25周年を迎えるKalooのギフトBOXに由来しています。

大切にしたいもの、思い出にしたいもの、長く使いたいもの たくさん集めてコフレ(宝箱)を作りました。
お気に入りを、探して、選んで。
お子さまを囲む家族や大人もこころ豊かな時間を過ごせるように、上質なベビー&キッズ雑貨を取り添えています。

ccaccam.Jのスイーツのように愛らしい、だけど全く新しいスタイルのお食事シリコーンビブを見たとき、私は“他にはない特別感”を覚えました。
コットンの紐を首の後ろで結んであげる。その一手間が愛おしく、親子にとって大切なコミュニケーションのように思え、コフレスタイルのブランドとして迎え入れることとなりました。

ccaccam.Jのビブのコットンの紐

ccaccam.Jが生まれた韓国には、昨年秋、今年春と、一度ずつ出張で訪れました。
20年ぶりの訪韓で、ソウルの街を歩くと驚きの連続です。(この夏も新しいブランドの商談で訪韓します。)

フランスを代表するあのクチュール メゾンの期間限定コンセプトストアに、世界最大規模と言われるイギリス発のプレミアムライフスタイルショップ。 「ここはソウルかしら?」が止まりませんでした。

ソウルのDior コンセプトストアの様子

数年前からアジアのファッション業界ではトップレベルだった韓国ソウル。
実のところ、ベビー業界ではまだオリジナリティのあるものは、日本に入ってきていてもわずかでした。
ところが、韓国で出会ったベビー雑貨アイテムには、見事にトレンドが落とし込まれているのです。
この勢いを目の当たりにしたとき、心揺さぶられるのがバイヤーの性というものではないでしょうか。

トレンド変化の激しい韓国ソウルにおいて人々を魅了するのに不可欠なもの、それは一瞬にして心を奪う“魔力”です。現地で出会うハッとするデザインには、いつもこれが通底してあるのです。

ソウルの街

例えば、ccaccam.J。前述のとおり、立ち上げたのはママデザイナーです。
彼女は、自身が子育てをする中で、一般的なお食事ビブでは物足りなく感じるようになりました。「おめかしした特別な日にも纏いたい」「華やかな場所で個性を表現したい」そんなお食事ビブを求めて自身で商品を開発しました。
私がccaccam.Jのお食事ビブに“他にはない特別感”を見出した理由は、この“魔力”にあるのだと思います。

ccaccam.Jのカラフルなビブ

これはゼロから生み出されたデザインに限った話ではありません。
良いものからインスピレーションを受けてデザインをするとき、元となるデザインのDNAを受け継ぎながらも、新たな主張や韓国ソウルのトレンドを落とし込み、全く新しいものに作り変える。
デザインの取捨選択と、オリジナリティの乗せ方がうまいのです!

このデザイン力に魅了された私は、ccaccam.Jから新商品、別の韓国ブランドも展開できるよう、現在取り組んでいます。
楽しみにしていてくださいね。

PS:
つい昨年まで韓国にはあまり興味がなかった私。
化粧品やK-POPの勢いももちろん感じてはいますが、現地で特に心惹かれたのは、カフェ、パティスリー、ライフスタイル雑貨ショップ他、ソウルの新世代が手掛けるオリジナルブランド。どのお店も本当に素敵でした。

韓国の素敵なカフェ

そして同時に、次ここを訪れるとどれだけ変化しているのだろうと、ワクワクしたのです。顧客を飽きさせないための次のしかけを、無意識に求めていることに気づきました。
この毒性とも言える感覚は、トレンドの移り変わりの激しさと魔力に起因しているのでしょう。
韓国ソウルのエピソードは今後も綴らせてください。