Column 038

赤ちゃんベビーカーの暑さ対策|体調不良を防ぐためのアイテムと選び方

夏のベビーカー、赤ちゃんは暑くない?体の機能が未熟な赤ちゃんにとって、夏のベビーカーでのお出かけは、ママやパパが思っている以上に過酷な環境になることがあります。この記事では、ベビーカーの暑さ対策の重要性から具体的な対策グッズ、選び方、そして正しい使い方まで、安全な夏のお出かけをサポートする情報をお届けします。

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赤ちゃんはベビーカーでどれくらい暑くなる?暑さによる体調不良のサイン

夏のベビーカーでのお出かけは、楽しい反面、赤ちゃんにとって過酷な環境になることがあります。大人が感じる以上に、ベビーカーの中は高温になっていることをご存じでしょうか?大切なお子さまを夏の暑さから守るために、まずはベビーカー内の環境と、赤ちゃんが示す暑さのサインを知っておきましょう。

地面からの照り返しとベビーカー内の温度上昇

ベビーカーに乗っている赤ちゃんは、私たち大人よりも地面に近いため、アスファルトなどからの照り返しの影響を強く受けます。太陽からの熱だけでなく、地面からの反射熱によって、ベビーカー内部の温度は外気温よりもぐっと高くなることも。まるで小さな温室のようになり、赤ちゃんにとってはとても厳しい環境になってしまうんです。

赤ちゃんの体温調節機能と暑さによる体調不良のリスク

赤ちゃんの体は、体温を上手に調節する機能が未熟です。汗腺の数自体は大人とほぼ同じでも、その働きは十分ではありません。そのため、大人よりもずっと早く体温が上昇しやすく、体に大きな負担がかかってしまう可能性があります。小さな体でたくさんの汗をかくと、脱水状態になりやすいことも覚えておいてくださいね。

要注意!赤ちゃんが発する暑さによる体調不良のサイン

赤ちゃんは言葉で「暑い」と伝えられません。だからこそ、ママやパパが注意深くサインを見つけることが大切です。もし、いつもより機嫌が悪かったり、顔が赤くなっていたり、汗をたくさんかいているのに体が熱い場合は、暑さで体調を崩しているサインかもしれません。ぐったりしている、おっぱいを飲まない、顔色が悪い、といった場合は、さらに注意が必要です。

暑い日のお出かけに必須!ベビーカーの暑さ対策グッズ

夏の暑い日でも、赤ちゃんとお出かけする機会はありますよね。そんな時、少しでも快適に過ごしてもらうために、心強い味方になってくれるのが暑さ対策グッズです。ここでは、ベビーカーでのお出かけをサポートする、おすすめのアイテムをご紹介しますね。

ファン付きシート・ベビーカーシートで背中・お尻をクールダウン

背中やお尻は、赤ちゃんが特に汗をかきやすい場所です。ファン付きシートや冷感タイプのベビーカーシートは、そんな部分を効率的に冷やしてくれる優れもの。USBで充電できるものや、保冷剤を入れられるポケット付きのものなど、機能もさまざまです。汗っかきの赤ちゃんには特におすすめ。洗濯できる素材なら、いつでも清潔な状態で安心して使えますね。

保冷剤・保冷シートで部分集中冷却

首元や脇の下、足の付け根など、太い血管が通っている部分を冷やすと、体全体を効率よくクールダウンできるとされています。繰り返し使えるジェルタイプや、冷えすぎないように工夫されたものなど、赤ちゃんの肌にやさしい素材を選んであげてくださいね。冷たさの持続時間もチェックして、お出かけ時間に合ったものを選びましょう。

直射日光を遮るサンシェード・日よけ

強い日差しは、赤ちゃんのデリケートな肌にとって大敵です。ベビーカーに装着できるサンシェードや日よけは、直射日光を効果的に遮ってくれます。通気性の良いメッシュ素材や、紫外線をカットするUVカット機能付きのものを選ぶと、さらに安心です。取り付けが簡単か、風で飛ばされないかなども確認しておくと良いでしょう。

持ち運びに便利な小型扇風機(クリップファンなど)

ベビーカーなどにクリップで留められる小型扇風機は、手軽に風を送れる便利なアイテムです。風量を調節できるものや、赤ちゃんの指が入りにくい安全設計のものを選びましょう。バッテリーの持ち時間も重要なので、外出時間に合わせて選びたいですね。涼しい風を直接送ることで、赤ちゃんも快適に過ごせますよ。

汗と蒸れ対策に!通気性の良いベビーカーシート・クッション

汗をかきやすい赤ちゃんのために、通気性や吸水性に優れたベビーカーシートやクッションもおすすめです。メッシュ素材やパイル地など、肌ざわりが良く、汗をしっかり吸い取ってくれるものが良いですね。丸洗いできるタイプなら、いつでも清潔に保てるので衛生的です。

UVカット機能付き!遮熱ケープ・ブランケット

日差しが強い日は、UVカット機能のあるケープやブランケットが重宝します。ベビーカーの幌だけではカバーしきれない部分を覆ったり、抱っこ紐での移動時にも活用できます。遮熱効果のある素材を選べば、さらに暑さを和らげることができますよ。軽くてかさばらないものだと、持ち運びにも便利です。

その他の便利グッズで夏の快適度UP

他にも、暑い日のお出かけを快適にするアイテムはたくさんあります。外出先でサッとクールダウンできる冷却スプレーや、首に巻いてひんやりするクールネックリング、帽子なども効果的です。また、こまめな水分補給のために、冷たい飲み物を入れられる保冷機能付きのストローマグも忘れずに。汗をかいた時にサッと拭ける汗拭きシートも便利ですよ。

BabyHopper WILD THINGS ワイルドシングス ベビーケープ

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POLED エアラブ4+ロリポップ送風機付きクールシート

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後悔しない!ベビーカー暑さ対策グッズの選び方と注意点

たくさんの暑さ対策グッズがあって、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。せっかく用意するなら、赤ちゃんの安全と快適さを第一に考えた、ぴったりのものを選びたいものです。ここでは、後悔しないためのグッズ選びのポイントと、使用上の注意点をご紹介します。

赤ちゃんの安全性を最優先に考える

何よりも大切なのは、赤ちゃんの安全です。例えば、扇風機を使用する際は、赤ちゃんの指が羽根部分に入り込まないよう注意が必要です。最近では羽根のないタイプや、羽根にしっかりとした安全カバーがついた商品もありますが、すべての製品に装備されているわけではありません。購入時にはカバーの網目が細かいかどうか、手が届かない設計かどうかを確認するのがポイントです。また、使用中は赤ちゃんの手が届かない場所に設置するなどの配慮も大切です。保冷剤を使う場合は、直接肌に触れないようにガーゼなどで包んだり、冷えすぎない素材やタイプを選ぶことが大切です。赤ちゃんが口に入れてしまう可能性のある小さな部品がないかどうかも、事前にしっかりチェックしてくださいね。

グッズの効果的な使い方と組み合わせ方

暑さ対策グッズは、一つだけでなくいくつか組み合わせて使うことで、より効果を発揮します。例えば、ファン付きシートで背中を冷やしつつ、クリップファンで顔周りに風を送る、といった組み合わせです。どの部分をどのように冷やしたいのか、お出かけの時間や場所に合わせて、最適な組み合わせを見つけてあげましょう。また、それぞれのグッズが持っている効果を最大限に引き出す使い方を知っておくことも大切ですよ。

素材の通気性・吸水性と手入れのしやすさ

赤ちゃんは汗っかきなので、グッズの素材はとても重要です。通気性が良く、汗をしっかり吸い取ってくれるメッシュ素材や天然素材などがおすすめです。また、頻繁に使うものですから、洗濯機で丸洗いできるなど、お手入れがしやすいかどうかもチェックポイント。清潔に保つことで、肌トラブル対策にもつながります。

あなたのベビーカーとの互換性をチェック

せっかく購入したのに、持っているベビーカーに合わなかったら残念ですよね。ベビーカーシートやサンシェードなどは、ベビーカーの種類やサイズによって取り付けられない場合があります。購入前に、お手持ちのベビーカーに対応しているか、しっかりと確認するようにしましょう。実店舗で試着させてもらうのも良い方法です。

持続時間と携帯性で外出時の快適さを確保

保冷剤や充電式扇風機など、効果の持続時間が決まっているものは、お出かけの時間を考慮して選びましょう。途中で効果が切れてしまっては意味がありません。また、ベビーカーでのお出かけは荷物が多くなりがちなので、グッズ自体の重さや大きさ、折りたたみやすさなど、携帯性もチェックしておくと便利ですよ。

購入場所と価格帯の目安

暑さ対策グッズは、ベビー用品専門店はもちろん、家電量販店やオンラインショップなど、さまざまな場所で購入できます。価格帯も機能やブランドによって幅広いです。まずは、どんな機能が必要か、どれくらいの予算で考えているのかを明確にしてから、色々な商品を比較検討してみると良いでしょう。口コミやレビューも参考にしながら、納得のいくものを選んでくださいね。

BabyHopper ベビーカー&ベビーキャリア用ポータブル扇風機

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赤ちゃんを暑さから守る!ベビーカーでのお出かけ実践ガイド

暑い季節でも、赤ちゃんとのベビーカーでのお出かけを安全に楽しむためには、グッズだけでなく、お出かけの仕方を工夫することも大切です。ちょっとした心がけで、赤ちゃんの快適さが大きく変わりますよ。

涼しい時間帯を選んで外出するコツ

夏の太陽は、午前10時から午後2時頃が最も強く照りつけます。この時間帯はなるべく外出を避けるように心がけましょう。比較的気温が低い早朝や夕方以降など、涼しい時間帯を選んでお出かけすると、赤ちゃんへの負担をぐっと減らすことができます。無理のない範囲で、お散歩の時間を調整してみてくださいね。

こまめな水分補給で脱水を防ぐ

赤ちゃんは大人よりも体の水分が不足しやすいので、こまめな水分補給が欠かせません。外出中も、授乳や白湯、麦茶などを、喉が渇いていなくても少量ずつ与えるようにしましょう。ストローマグなどを活用すると、外出先でもスムーズに水分補給ができますよ。

通気性の良い服装選びと調整方法

お洋服選びも大切な暑さ対策の一つです。吸湿性や通気性に優れた綿素材やガーゼ素材の肌着やロンパースを選びましょう。汗をかきやすいので、着替えを何枚か持っていくと安心です。また、室内と屋外の温度差に対応できるよう、薄手の羽織ものなどを用意しておくと、体温調節がしやすくなります。

赤ちゃんの様子を常にチェックする方法

赤ちゃんは自分で暑さを訴えられないので、常に様子を観察してあげることが大切です。顔が赤くないか、汗をかきすぎていないか、ぐったりしていないかなど、こまめにチェックしましょう。機嫌が悪かったり、ぐずったりするのも、暑さのサインかもしれません。少しでも異変を感じたら、すぐに涼しい場所に移動して休憩をとるようにしてくださいね。

もしもの時のために知っておくべき緊急対処法

万が一、赤ちゃんがぐったりしている、呼吸が荒い、意識が朦朧としているなど、明らかに様子がおかしいと感じたら、ためらわずに救急車を呼ぶか、すぐに医療機関を受診してください。応急処置として、涼しい場所に移動させ、衣服をゆるめて体を冷やすことが大切です。首元や脇の下、足の付け根など、太い血管が通っている部分を濡れタオルや保冷剤で冷やしてあげると効果的です。

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よくある質問

ベビーカーは何度から暑がりますか?

個人差はありますが、一般的に外気温が25度を超えると、赤ちゃんは暑さを感じやすくなると言われています。ベビーカー内部は地面からの照り返しなどで外気温より数度高くなることが多いので、25度を下回っていても注意が必要です。赤ちゃんの汗の量や顔色をこまめに確認してあげてくださいね。

ベビーカーに扇風機をつけてはだめですか?

安全に配慮されたものであれば、ベビーカーに扇風機を取り付けるのは有効な暑さ対策の一つです。ただし、羽根に指が入らない構造のものを選ぶようにしましょう。また、風が直接当たりすぎないように位置を調整したり、長時間同じ場所に風を当てるのは避けたりして、赤ちゃんが冷えすぎないように注意してあげてくださいね。

夏にベビーカーシートは必要ですか?

はい、夏のベビーカーシートは、赤ちゃんの快適さを保つ上でとても役立ちます。特に、通気性や吸湿性に優れた素材のシートや、ファン付き、保冷剤ポケット付きのシートは、背中やお尻の蒸れや汗を和らげ、赤ちゃんが快適に過ごす手助けをしてくれます。清潔を保つことは、汗疹など肌トラブルの対策にもつながるので、ぜひ活用を検討してみてください。

ベビーカーの暑さ対策、抱っこ紐でも使える?

ベビーカーで使う暑さ対策グッズの中には、抱っこ紐でも活用できるものがあります。例えば、UVカット機能付きのケープやブランケット、首元に当てる保冷剤、小型のクリップファンなどは、抱っこ紐での移動時にも重宝します。ただし、抱っこ紐のタイプによっては取り付けが難しい場合もあるので、購入前に確認することをおすすめします。

真夏にベビーカーで外出するのは諦めるべき?

いいえ、必ずしも諦める必要はありません。適切な暑さ対策を講じれば、真夏でもベビーカーでお出かけを楽しむことは十分に可能です。ただし、一番暑い時間帯を避ける、日陰を選んで歩く、こまめに休憩を取る、水分補給を徹底するなど、いつも以上に注意が必要です。少しでも赤ちゃんの体調に異変を感じたら、無理せず引き返す勇気も大切です。

赤ちゃんがベビーカーの暑さ対策グッズを嫌がる時の対処法は?

赤ちゃんが暑さ対策グッズを嫌がることもありますよね。まずは、嫌がる理由を探ってみましょう。冷えすぎている、素材の肌ざわりが嫌、取り付け位置が気になるなど、原因はさまざまです。無理強いはせず、一度取り外してしばらく様子を見たり、別の種類のグッズを試してみたりするのも良い方法です。扇風機の風が直接当たるのが嫌な場合は、風向きを調整してみるなど、工夫してみてください。

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