母の日をフレンチスタイルで祝おう



母の日の定番といえば、カーネーションの贈りもの。20世紀初頭のアメリカで、亡き母の追悼の折に、娘が捧げたことがきっかけだとか。やがてこの習慣は、海を渡り世界中の親子の間に、姿を変えて受け入れられていきました。さて、おしゃれの国フランスでは?

パリ発、子ども向けコンセプトショップ「BONTON」。昨年オープンしたばかりのお店は、親子おそろいでおしゃれできるアクセサリーなどが人気(撮影/渡邊香)

母の日のお祝いの仕方は「世界中で、日付も習慣も異なる」(日比谷花壇コラム「世界・海外の母の日」)ようで、その由来やスタイルはお国柄が反映されています。

男性も女性も年齢なりの美しさや、「大人としての成熟」が尊重されるフランスでは、決まった贈りものをするというよりも、家族みんなが集まって、午後のお茶や食事を一緒にするというのが一般的。成長した子どもの顔を傍らでみながら、ゆっくりとおしゃべりに興じることを何より楽しみにしているようです。


小さい子どもたちが母親に贈る定番は「手作りのフォトスタンド」。幼稚園や小学校で松ぼっくりや貝殻があしらわれたオリジナルのものに、親たちの似顔絵を入れるそうです。日本人にとっても、馴染みがありますね。


成長した子どもは、母親のお気に入りの服・香水・アクセサリーを選びます。その中でも昨年オープンしたライフスタイル提案のショップ「BONTON」は、子どものためのライフスタイルブランドショップ。お洋服を中心におもちゃや本などを扱う子ども向けストアをのぞくと、親子でおそろいを楽しめる雑貨が人気を集めていました。
個人のスタイルを大切にするフランス人にとって、とりわけ香水は日常使い。息子、娘から母や祖母へ盛んにギフトとして選ばれているようです。洋服や寝具にシュッとひと吹きしたり、ルームフレグランスとして使ったり。家事に忙しいママへ、素敵に香りに包まれて「ほっ」と一息してほしいという気持ちのあらわれなのでしょう。