ありのままの自然「母乳」。その大切さを、あらためて。
~世界母乳育児週間はじまる

8月1日~7日は「世界母乳育児週間」です。1990年にユニセフとWHO(世界保健機関)が定め、毎年世界170カ国以上で母乳育児の促進と乳児の栄養改善を目指した取り組みが行われています。
今年のテーマは「母乳は持続可能な発展の鍵」。子どもが生まれた家族にとって、これからも安心して暮らせる未来は切実な願いです。
人類が受け継いできた母乳の営みは、赤ちゃんのより良い人生のスタートを助け、次世代の健やかな成長と発展を支えてきました。サステナブルな暮らしに関心が集まる中、母乳で育てるライフスタイルは最高のお手本といえるかも知れません。グローバルなキャンペーンを機に、母乳育児を支援するNUK の研究をもとにそのメリットを振り返ります。
(出展:http://www.nuk.de/


赤ちゃんの人生を、母乳からはじめるということ

生まれてすぐの赤ちゃんにとって、母乳は健やかな成長のための完全食です。必要な量と栄養が上手に組み合わされているおっぱいは、いつもでも飲めて、いくらでもあげられる利点があります。どんな乳児向け食品でも、感染や病気から完全に赤ちゃんを守ることはできません。
研究では、母乳で育った赤ちゃんは耳の感染症や下痢、呼吸器官や尿感染にかなりの確率で苦しまずに済んでいます。また大人になってからも、腸の病気や2型糖尿病などにかかりにくいことが報告されています。
乳首を吸う動きは、口の運動を促してあごの筋肉の発達につながります。この自然なトレーニングのおかげで、言葉を話す力や固い食べ物を食べることに良い影響をもたらします。
6カ月ごろまで母乳のみで育てた赤ちゃんは、アレルギーリスクも減らすことができます。この頃は牛乳製品の摂取を控えることをお勧めします。それによって母乳以外の動物性タンパク質を取らずに済むからです。
母乳には、お母さんをリラックスさせる力があります。子育て中は時として大変なことも経験しますが、授乳中は気分が落ち着き、新しい活力をもらうことができます。さらに、赤ちゃんが母乳を飲みはじめる頃から、多くのホルモンが出て母親の気持ちを強いものにしてくれます。
お母さんの健康にも一役買います。出産後まもなく定期的に授乳することで、産後の感染症リスクが減り、乳がんのリスクも低下します。また子宮も元の大きさに早く戻っていきます。母乳育児は産後のダイエット効果も期待できます。カロリーを多く消費し、徐々に体重が減ることが指摘されているのです。


上手な母乳育児 自分のルールに従って

生まれたばかりの赤ちゃんがおっぱいを吸うと、すぐに乳腺が働きだします。
ホルモンが母乳の生成を促し、また別のホルモンは母乳が出るように作用します。母乳は量、配合、温度などで悩む必要はありません。

長期間にわたり母乳育児をしている場合、赤ちゃんに別の食べ物を与える必要はありません。たとえ赤ちゃんが理想的なサイクルで母乳を飲みたがらなかった場合でもそうです。なぜなら赤ちゃん自身でも、成長するためには、いつ、どのくらいミルクを飲めばいいか分かっているからです。
お母さんの乳腺も赤ちゃんのリズムの変化にすぐに反応します。遅くとも3日目には母乳の生産を増減し始めるのも3日目からです。
もし大きな赤ちゃんでたくさん欲しがったら、それに応じて母乳の量も増えていきます。赤ちゃんが強く吸えば吸うほど、乳腺では母乳が作られます。
赤ちゃんがミルク不足ではないかと心配な時は、助産師や保健師に相談しましょう。

授乳中にいつも考えるべきこと。それは、自分が食べたものは赤ちゃんにも影響してしるということです。アルコールとタバコは赤ちゃんにとって毒同然といえます。
身体に害のあるものは控え、身体にためこまず、母乳に影響のないようにしましょう。
また薬の服用の前には、医師や薬剤師に毎回相談するのが最適です。食事は好きなだけ食べて大丈夫。メニューは、果物、野菜、さらに乳製品、卵、肉、野菜などバラエティ豊かに新鮮なものを心がけましょう。
しかしまれに健康的な食事が良くない結果をもたらす場合もあります。
例えば、オレンジ、ニンニクの強い風味、豆類、キャベツ、さらに全粒小麦の製品に反応して、お尻がかぶれて痛みが出てしまう赤ちゃんもいます。




母乳育児との向き合うために、自分の身体に耳を傾けましょう


母乳育児の良さは、助産師、保健師、医師すべてが認めています。よく言われていることですが、お母さんが母乳育児について事前に知って、しっかり心構えをするほど、赤ちゃんに上手に母乳を与えられるようになります。
また母乳育児を選択しない場合もあるでしょう。病気や体のトラブル、仕事の事情など理由はさまざまですが、母乳を直接与えられるかどうかが、決定的に重要ではありません。
自分の決断に自信を持ち、パートナーをはじめ祖父・祖母など周囲の保育者と協力しながら安らいだ気持ちで赤ちゃんと密な時間を過ごすことが、むしろ重要だと考えます。

ドイツのボトルブランドNUKが多様なニーズにあわせて、母乳育児の支援に取り組む理由はそこにあります。
さく乳器を使えば直接授乳ができない理由があっても冷凍保存・解凍で赤ちゃんに母乳を与えることができます。粉ミルクを使用する場合でもニップルの選択ひとつで、母乳育児と同様に赤ちゃんの口腔発育を促すことが可能です。
NUKの母乳育児の支援について知りたい方はコチラ