あせらないで楽しもう!親子でトイレトレーニング

プレイジムの選び方と遊び方

気候がだんだん暖かくなってきました。この1歳半から2歳ぐらいのお子さまをもつ親御さんにとって、トイレトレーニングを意識しはじめるにはいいタイミングなのです。

このトレーニングは、「練習」したからといってすぐに成功するものではありません。お子さまが「オシッコをしたい!」と感じて、適切なタイミングにトイレですることができるようになるには、それを指示伝達する脳の発育に関係があります。お子さまの発育に合わせてパパママが「あせらず気長に笑顔で」取り組むのが第一なんです。
もちろん、何もしないでいるわけにもいきません。「トイレへ行こうね?」「トイレでシッシしよう!」と様子をみながら、声かけしてあげることからはじめてみましょう。


トイレトレーニングのはじめ時~1歳半から2歳ごろ

おしっこの間隔が2~3時間になり、オムツにオシッコがたまった不快感を知らせるようになったら、はじめ時と言われています。
そのためにも、いつも清潔なオムツでいられるようにこまめに替えてあげたほうがベター。
できれば洗濯物が乾きやすく、薄着でいられる暖かい季節がはじめやすいですね。
この時期は、楽しくトイレへ座ることを習慣づけて、少しずつトイレでするということを、覚えていくことがポイントです。


トイレに興味を持たせるには?

保育園に通うお子さまは、周りのお友だちがトイレへ行く姿を見る機会が多いので、その影響を受けてすぐにオムツがはずれるケースも。
おうちでトイレに関心を持たせる場合は、絵本が大活躍します。
うんちやおしっこの違い、動物と人間の違いなど描いた名作も数多くあります。
寝る前の読み聞かせに、この手はもってこいです。
トイレの話題にちなんで、編集部がおすすめ絵本をセレクト。

(1)『はるちゃんトイレ』(文溪堂) 日本初の男性保育士という顔を持ち、多芸多才、多作のアーティスト中川ひろたか氏が綴った一冊。お母さんのひとことで、遊びに夢中になっていたはるちゃんが公園から一目散におうちに帰ってトイレに駆け込み、用を足す。ただそれだけなのにドラマがあります。はるちゃんをまねて(に憧れて)自分でトイレに行けるようになるかも?

(2)『おねしょの名人』(福音館書店) おねしょがもとは血液だったことなどから始まり、一貫しておねしょのコンプレックスをなくしてくれる内容の絵本です。お子さんに読んであげるなら5歳ぐらいから。親御さんも読むととっても勉強になりますよ。



また、親が座ってみたり、お人形やおもちゃを使ってトイレする姿を見せたり、さらにトイレに行けたらシールをごほうびして、扉にはったカレンダーにペタっとできる遊びを取り入れたり、それぞれのご家庭ならではのアイデアもきっと多いことでしょう。


誘うタイミングは?

トイレへ誘うのは、朝や昼寝の後など寝起きのタイミングがいいです。
寝起きにまだオムツが濡れていなければ、即座にトイレへGO!
ただし、しばらく座っても出ないことはよくあること。その場合は「あせらず気長に」を思い出して下さい。長く放置させずに、あきらめましょう。お子さまに居心地悪い場所だと思わせるのは逆効果です。水を飲むと腸が刺激されて尿意がおきることもあります。寝起きに水を飲ませてから座るといいでしょう(座る前に出ちゃったら、残念!)。
たまたま便器におしっこが出たら、しめたものです!「すごいね~!」とトイレでできたことを、たくさん褒めてあげることで自信がつきます。



快適な場所にして、誘うタイミングを増やす

トイレにセットできる補助便座やステップなどは、お子さまにトイレが快適な場所と感じてもらうには必須です。座るとほっとするふかふかな便座や、自分で上り下りできる「達成感」を味わえるハシゴがなど、グッズの特徴を把握して選ぶといいでしょう。
お子さまが、トイレがどんな場所か理解するようになったら、少しずつ誘う場面を増やしていくといいと思います。お風呂へ入る前、ご飯の前、お出かけ前、誘うタイミングをある程度決めて習慣化するのがポイント。
自分で出る前に知らせるようになれば(!)、オムツが取れるのももうすぐです。


パンツにするタイミング

オムツからパンツにするタイミングは、トイレでオシッコをするという認識ができて、ほとんどオシッコがトイレでできるようになり、オムツが濡れなくなった後でいいのではないでしょうか?
パンツを履けるということは、ひとつの成長。子どもにとってみれば、お兄さん、お姉さんになれたような気分だろうと思います。
パンツがはけてとうれしい!と思えるような声がけが、心からできるといいですね。

おもらししてしまったら...

おもらしは、子どもの責任ではありません。
「あの時行かないからでしょ!」は親としてつい口に出してしまう言葉です。しかし乳幼児はまだ、ガマンできるだけの脳の発達がともなってなく、仕方ありません。
練習中なのですから、失敗は当たり前。おもらししてしまったら、「大丈夫。そんな時もあるよね」と声かけしてあげたいですね。


ウンチについて

ウンチは、出た後に知らせることは早い時期からありますが、トイレでできるようになるには、オシッコに比べて遅くなるケースも。
なぜなら、お子さまによって理由は様々ですが、それまでウンチをしていた特定の場所でしたい、座ってだと上手にいきめないなど、不安に思う気持ちから、ウンチをオムツでしたがることも多いようです。
筆者の息子(現在4歳9カ月)も3歳まで、ウンチはわざわざオムツでしていました。しかし量が多くなるにつれ、不快感も増して、トイレでやる快適さを選んだように思います。
もし、なかなかトイレでできなくても、「あせらず気長に笑顔で」子どもの気持ち優先で進めるといいと思います。
生活リズムができているとウンチは、寝起きや朝食後など、午前中に出るようになります。
トイレへ誘うタイミングが分かりやすくなるためにも、早寝早起きを心がけ、生活リズムをつけることがやっぱり基本になるのでしょうね。


オムツを卒業するということ

オムツは早く取れたら優れているわけでも、遅ければ人より劣っているわけでもありません。オムツはいずれ必ず取れるもの。百人百様のプロセスがあることでしょう。
「あせらず気長に笑顔で」お子さまにあったペースでトイレ習慣がつくといいですね。

トイレに座れたこと
トイレでオシッコができたこと
パンツがはけたこと

子どもががんばったことをたくさん褒めてあげながら、子どもの成長を一緒に喜びあうのは、この時にしか出来ない子育ての楽み方です。
「トイレトレーニング」はそれを味わえる子育ての通過儀礼といっていいかもしれません。